QUAD ESL-57 研究 その五
ユニットにアクセスすべく、まずはフロントのメタル・グリルを外しますが、その前に左右の飾り棒を外します。 メタル・グリルは、下部と左右の飾り棒の脇とに折り込んであります。 下部はビス止めされていますが、左右は写真のとおり、ステップル止めです。



このステップルは、かなりいい加減な止め方で、一本もまともには刺さっていませんでした。
上部はビス止めなどはされておらず、円い棒に被せてあります。 被せてあるとはいうものの、切端が見えないように棒に回り込ませてあるので、外すには、メタル・ク゜リルを大きく起こさないといけません。

現れたのは、こんな感じのもので、この像は、ネット上で探せばあるものですので、珍しくはありません。



三枚のユニットが配置されています。 中央に中高域ユニットが、左右に低域ユニットが配置されています。 中高域ユニットは、少し奥まって配置されています。  時間差の効果を狙ったのでしょうか。

後ろの配線は手つかずですが、とりあえずユニットを外す段取りを付けようとして調べてみました。  留め金は、低域ユニットを押さえている四隅の L 金具と、中央上下の金具です。

中央の金具がこれです。 下に出ている単線は、メタル・ク゜リルのアース用の線です。



この金具、左右のヘコミ ? 段差 ? で低域ユニットを押さえ、真ん中の厚みで、段差のある中高域ユニットを押さえているという、なかなか上手い造りです。

ユニットを装着するときの段取りですが、まず真ん中のユニットを置き、低域ユニット、例えば右を、少しセンター寄りから右上下隅の L 金具の内側へ嵌め込むように装着します。 その後、左のユニットも同様に装着する。 そして最後に、中央上下の金具を止める。 ということになると思います。

裏側の配線がどう繋がっているのか目印のテープを貼り、まずは、向かって左のユニットを外してみました。

ここで私なりの大発見をしました。 それは次回のお楽しみということで。


              づづく・・・
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